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消化作用・自浄作用
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消化作用
口腔内は消化器官としての重要な働きも持っています。生体は活動するエネルギー源としてブドウ糖を使用しています。摂取する食物はブドウ糖の状態では存在せず、ブドウ糖が多数結合したデンプンとして炭水化物の中に含まれています。デンプンの状態では分子構造が大きく身体に吸収することが出来ないため、唾液中の酵素アミラーゼでデンプンを加水分解します。分解されたデンプンはブドウ糖2分子のマルトースとなり、腸粘膜で分解され速やかに吸収されます。
自浄作用
歯の表面や歯間に付着したプラークや食べ物の残差を洗い流す作用のことです。唾液を出すことにより流れが良くなりますが、唾液の分泌量が減少していたり、ファーストフードなどよく噛まなくてもよい食事では唾液が十分分泌されず流れが悪くなります。また、スナックやセンベイのような歯に粘着性のある食品では唾液が十分分泌されても取り除かれません。
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